【ずっと心にしみる育成ゲーム「昭和駄菓子屋物語3」 攻略】 図鑑(手紙)

2019年2月17日昭和駄菓子屋物語3

図鑑(手紙)

昭和駄菓子屋物語3の手紙の図鑑です。
おばあちゃんが飼っている猫が手紙を運んで色んな人達とやりとりをしていきます。
図鑑をコンプリートしなくてもよいので、エンディングは割とすんなりたどり着けるのではないでしょうか。ただし、手紙の内容を読み解くのはちょっと苦労しそうです。

手紙
タマの飼い主さんへ
はじめまして。
今日、タマの首輪に
お手紙がついてるのを見ました。
わたしもマネをしたらタマのおうちに
お手紙ができるかと思って!
わたしタマがいつもどんなふうに
暮らしているのか知りたいの。
だってコッチに来る時は、
いつも気まぐれなんだもの。
どこで誰と暮らしているのかなー
おへんじ楽しみです。
シロのお友達へ
はじめまして。
シロったら、
他所ではタマって呼ばれてるのねぇ。
古風な名前だこと。
飼い主はね…残念ながら、
どこにでもいるおばあちゃんです。
近所で駄菓子屋さんをやってます。
いつもシロをかわいがってくれて
ありがとうね。
いつも不思議だったのよ。
どこでご飯食べているのかしらと。
お友達はどんな人なのかな?
まだ小さいのかしら?
良かったらいつでも遊びに来てね。
でもね、お母さんと一緒にですよ。
おばあちゃんへ
お返事ありがとう!
おばあちゃん駄菓子屋さんなの!?
びっくり1
うちもね駄菓子屋さんだったのよ。
お母さんが始めたんだよ!
でもね、今は別のところにいるんだ。
わたし、お店大好きだったのになぁ。
寂しいなあ。
あのね…それから、
お母さんとは一緒には行けないんだ。
わけは言っちゃダメなの。
でも、あんまりお外に行っちゃダメ
なんだって。
一人でこっそり行っちゃおうかなあ…
でも、おばあちゃんのお家、
どこだかわかんないもんなあ。
だからおばあちゃん、
もうちょっとお手紙してもいい?
あ!
わたしはね、今年で六歳になります。
女の子です!
お嬢ちゃんへ
まだ六つなのに、
こんなにお手紙が書けるなんて!
今どきの子供にしてはすごいねえ。
おばあちゃん感心ですよ。
お嬢ちゃんはお家から出られないの?
もしかしたら何かご病気なのかしら?
早く良くなるといいね。
おばあちゃんでよければ、いくらでも
お手紙ちょうだいね。
でも、おばあちゃん、
小さな子供と何を話せばいいやら…。
あそうそう!
もうすぐ東京でオリンピックですね。
楽しみだわね。
それまで元気で長生きしなくちゃね。
おばあちゃん、
前の時は結局見に行けなくて。
おばあちゃんはテレビで見るけども、
お嬢ちゃんは見に行けるといいねえ。
追伸
おばあちゃんのお店だけど、
四つ角の先にあるお店です。
もうこのへんじゃウチしか残って
いないから、すぐにわかるわよ。
おばあちゃんへ
オリンピックって、
東京五輪のことだよね?
おばあちゃん言い方がハイカラだね!
でも東京のオリンピックって…
前にもあったの!?
わたし知らなかったなあ。
でも、本当に、
見に行けたらいいんだけどなぁ…。
あとあと!
おばあちゃん家には、
テレビがあるんだね!
ウチにはまだ無くって…。
なんだかね、
ウチってビンボウなんだって。
お金が無いってことだよね?
なんでウチはビンボウなのかな!
お父さんとお母さんが悪いのかな!
最近ちっとも家に帰ってこないし…
あーあ、おばあちゃんの家に、
見に行けたらいいなぁ…。
今度探してみるね!
絶対に行くからそれまで待っててね!
お嬢ちゃんへ
古い言葉知ってるのねぇ…。
ハイカラなんて、今どきおばあちゃん
でも言わないわよ?
そうそう。
今どきと言えば…
まさかテレビが無いなんて!
でもアレかしらね。
今は「すまほ」で見るのでしょう?
時代は変わるものですねえ。
もう電話も無いお宅も多いと聞くし…
時代は変わるものねぇ。
それからね。
ご両親のこと悪く言ってはダメよ。
誰だってお金に苦労する時期が
あるものなのよ。
実はおばあちゃんもね…
いえ、その話はまたにしましょうか。
それにしても心配ねぇご両親のこと。
家に帰ってこないのかい?
お嬢ちゃん、
ちゃんとご飯は食べているのかい?
おばあちゃんへ
とてもお久しぶりですね。
覚えていらっしゃいますか?
あれからすっかりあのネコがやって
こなくなってしまって…。
お手紙できず寂しい思いをしてました。
私も来年でもうすぐ中学生です。
あのお便りをしていたころを、
とても懐かしく思い出します。
おばあちゃん。
実はわたし…
今は孤児院で暮らしています。
あれからいろいろあって…。
…。
いえやめておきますね。
悩んだって仕方ないことだもの。
それにお手紙では、
とても…書ききれません。
おばあちゃん。
一度お会いしてみたいなぁ。
四つ角の先のお店って聞いたけれど
そんなお店見つからないのだもの。
わたし子供だから間違ったのかな?
もう一度、お返事お待ちしてます。
とても楽しみにしています。
お嬢ちゃんへ
ずいぶん立派な手紙が書けるように
なって…おばあちゃんびっくりです。
でも変ねぇ、
もうそんなに経つのかしらねぇ。
おばあちゃん、もう年寄りだから。
さて、お手紙どうもありがとう。
ご両親のこと、心配していました。
でも、今はちゃんとした施設にいる
ようで一安心です。
事情はよくわからないけれど、
お嬢ちゃん…いえ、
貴方が幸せになって立派な女性に
なることをお祈りしていますよ。
それじゃあねえ。
いつでもお店にいらっしゃいね。
地図をつけて送りますね。
これで必ず来られるでしょう。
おばあさんへ
また、とても久しぶりの手紙です。
またやってきたのです。あの白猫が。
まさかあのタマが、
生きているはずはないのだけれど。
だから戯れにまた手紙を書いてみる
ことにしました。
からかわれていたんだということが、
今はよくわかっています。
でもヒドイです。
あんなデタラメの地図まで寄越して…
胸を踊らせてお店を探しに行った
私の気持ち、わかりますか?
でも。それでも。
わたし、あの手紙に励まされた
気持ちなのです。
だから一言お礼を言いたくて、
またこうして筆を取ります。
わたし、もうすぐ母になります。
まだだいぶ若い身空ですが、
夫と必ず幸せな家庭を作ります。
父と母にはできなかったことを、
かならずやってみせます。
おばあさん、
実は我が家は夜逃げをしたのです。
そうとわかったのは少し大きくなって
からです。
父と母とは、ずっと会ってません。
幼い頃は外にも出られませんでした。
でも辛い時もあったけれど、
おばあさんの手紙が心の支えでした。
おばあさん。
叶うことなら、一度…
お会いしてみたかった。
お嬢ちゃんへ
お返事遅くなってごめんなさいね。
このお手紙を書くのに、
とても時間がかかってしまって。
どうしても心の整理がつかなくて。
たくさんたくさん書いたのだけど、
全部破ってしまいました。
あのね、
でもひとつだけ教えてちょうだいな?
お名前は…
お嬢ちゃんのお名前は、何ていうの?
もしかすると…
シロへ
猫にお手紙する日が来るなんてね。
猫は7回生まれ変わると言うけれど…
あなたやっぱり、
あの時の…タマ…なのかしら?。
でも、ごめんなさいね。
今まで名前も忘れていて。
あの時は、捨ててきなさい!
なんて言ってごめんねぇ。
よくぞ化けて出なかったね。
さて、
もうあの子にお手紙は届かないのね。
残念だわね。
でも仕方ないわね。
今までこうしてお手紙できたのが、
ウソみたいな話だものね。
あの子…元気でやってるのかしら。
この婆がまだこうして駄菓子屋なんて
やっていられるのだから、
あのこだってきっと達者にしてるわね。
ありがとうね、タマ。
本当に幸せだった。
良い冥土の土産ができました…。
もう。
胸がいっぱいですよ。
でもね、教えてちょうだいな。
どうやってお手紙を届けたの?
あんなに…遠い遠いところまで。
あの子のいる、あの時まで…。
昭和駄菓子屋 店主様
突然お手紙をお送り致します。
新聞でそちらが閉店されるという
記事を読みまして、居ても立っても
いられず、筆を取りました。
少々取り乱しておりまして、乱筆、
平にご容赦下さい。
大変失礼ながら、
まさか、おばあさま…
ご存命でいらしたとは。
それにまさか、あの地図…
あんなに遠い場所だったなんて。
さて、
単刀直入に申し上げます。
私、あの時の娘でございます。
何度もお手紙をいただいた…
シロの…タマのともだちです。
その節は、ありがとうございました。
あのお手紙で、
私、どれだけ勇気づけられたことか。
そしておばあさま、私、どうしても
お聞きしたいことがございます。
ですが、お手紙ではとても…。
あぁ、いえ、でもそんなことが。
そんなことがあるはずは…。
でも…。
おばあちゃん。
会ってお話がしたいです。
待っていてもらえますか?
すぐに会いに行きますから。
(エンディングへ)
ミーの飼い主様
もしかすると、この猫の首輪に手紙を
結べばそちらへ届くのではないかと…
子どもじみたことを思い立ちまして、
お便りさせていただきます。
突然のご無礼をお許し下さい。
こちらの猫ですが、首輪をしている
ところを拝見すると、どちらか様の
飼い猫かと存じます。
ですが実は…
我が家の息子が捨て猫だと申しまして
拾ってきてしまいまして…。
ほとほと困り果てているのです。
いくら叱っても泣くばかりで…。
どうやらなついてしまった様子で、
外に放しても戻ってきてしまいます。
一度、お詫び方々お返しに参上したい
のですが、そちら様のお処をお伺い
させていただけないでしょうか。
近所に住む母より
追伸
ミーというのは息子が付けた名です。
他に呼び名がないので失礼致します。
何とかレディーとかいうスターから
取った名前だそうですが…
いかがわしい人たちじゃないのかと
ハラハラ致します!
ご近所のお母様へ
突然のお手紙で驚きました。
まさか猫が運んでくるなんてねぇ…。
驚いたものです。
さてこの猫ですが、
お察しの通り我が家の猫でございます。
我が家ではシロと呼んでます。
しかしもう、野良猫みたいなもので…。
方っておいていただければ、
戻って参りますので。
お気遣いは無用です。
さて、これからは年寄りのお節介だと
思って読んでくださいな。
実はわたしも覚えがあります。
まだ幼かった孫が猫を拾って来まして。
今思うとシロとそっくりな白い猫…
なんて呼んでいたかしら、あの子。
あの頃はずいぶん貧乏しましてね。
猫の餌代だって惜しい頃で。
捨ててきなさいって叱りつけて、
随分泣かれたものです。
それで実を言うとね、
この歳になっても思い出すのです。
胸にずっとトゲが刺さっているような…
嫌な思い出。
だからね。
息子さんのことも、
あまり叱らないでやってあげてね。
貴方がいつか同じ思いをしやしないか、
それが気になって。
こうしてお節介を書いてしまいました。
見知らぬ婆の戯言と思って、
ご笑覧ください。
白玉のおばあちゃんへ
まちでウワサのネコのおばあちゃん。
ボクのそうだんを聞いてください!
ちかごろ、おかしに毒を入れるじけん
がつづいているのを知ってますか?
お菓子に「食べたら死ぬ」って書いて
あるんだって…。
ボク、
こわくて食べられなくなっちゃた。
おかしが大好きなのに。
どうしたらいいですか?
ぼく、死んじゃうのはいやです。
お菓子好きの坊やへ
シロったら、
今度は白玉なんて呼ばれてるのね…。
さて、それはさておき。
こんなおばあちゃんに、
ご相談ありがとうねぇ。
おばあちゃん、噂になっているなんて
ちっとも知らなかったけれどね。
毒入りお菓子の事件は知っています。
子供の食べるものに毒を入れるなんて、
地獄に落ちる人のすることです。
さぞ不安でしょうねえ。
でも、それなら、
おばあちゃんのお店にいらっしゃい。
おばあちゃんの駄菓子屋さんは、
おばあちゃんがずーっと目を光らせて
いますから、怖いことなんて、
何もありませんよ。
おばあちゃん、居眠りしているように
見えるかも知れないけれど、それは
悪漢を油断させるための作戦なの!
誰にもヒミツですよ?
にゃん吉のおばあさんへ
匿名でのお手紙失礼します
猫に手紙を託すと、お返事がもらえる
というのは本当でしょうか?
まるで漫画のような話ですが…。
まあ、何事も実践してみなくては。
さて、ご相談です。
昭和が終わってしまいました。
なんだか漠然と、ずっと続くと思って
いたものが消えてしまった気持ちです。
僕は来年高校生になります。
でも、正直なことを言うと将来に希望を
持てません。
なんだか大人たちのやっていることが、
ウソばかりに思えるからです。
今この国は空前の好景気だそうです。
土地や建物を買えば必ず儲かるとか。
そうやって得たあぶく銭で、
有名な絵画や、外国の土地まで血眼で
買い漁って、世界中でひんしゅくを
買っているそうではないですか。
こういうのを拝金主義というのでしょう。
なんだか虚しくなってしまうのです。
僕は、お金儲けがしたくて生まれてきた
のではありません。
そんな大人になら、
ならないほうがマシだと思うのです。
どう思われますか?
僕よりずっと長く生きた方のご意見を
伺いたいです。
追伸
僕には、こんなうまい話が、
今後も長く続くとは思えません。
いつかかつての世界恐慌のようなことが
起きる気がしてなりません。
匿名様へ
お手紙どうもありがとう。
とても中学生が書いたとは思えなくて
おばあちゃん、びっくりしました。
わたしがそれくらいの頃には、
そんな難しいこと考えたこともなかった
けれども、無い知恵を絞って、
一生懸命考えました。
でもね、よくわかりませんでした。
だって、おばあちゃん、もう随分昔に
大人になってしまったからねぇ。
大人になってしまう前にしか、
わからないことがあります。
見えないものもあるのです。
あなたには、
きっとそれがわかっているはず。
だから、あなたの生きたいように
生きればよいと思いますよ。
大人ってずるいから、
こういう返事をするものです。
さて最期にひとつだけアドバイス。
お金を馬鹿にしてはダメよ。
先立つものがなければ、駄菓子ひとつ
だってロクに買えないんですからね!
だから、将来のお仕事のことも
キチンと考えることねぇ。
あなた、とっても文章が上手だから、
何か物書きの仕事でもしたらどう?
おふくろへ
例の件、考えてもらえましたか?
お店をずっと続けたいという気持ちは
わかります。
でも、そろそろ
体を労ってもいい歳ではないかな。
まさか100歳まで続けようっていう
気でもないでしょう?
毎日ひ孫の顔見て暮らしてみないか。
考えてもみてくれよ。
姉さんの一家が…夜逃げなんかした
おかげで、俺たちがどれだけ肩身の狭い
思いをしたことか。
そんなケチのついた店をここまで
守ってきたんだからさ、もう…
いや気分を悪くしたとしたらゴメン。
これでも心配しているつもりなんだ。
じゃあ近いうちにまた顔を出します。
追伸
近頃ネコと手紙ばっかりしていると
近所で噂です。冗談と思いますが…。
あまり心配かけないでくれよ。
息子へ
お手紙ありがとう
しかし下手くそな字だねぇ…。
いい歳をして恥ずかしくないのかい?
会社で馬鹿にされないか、
母は心配ですよ。
さてそれはそうと…
母を労ってくれる気持ちは嬉しいです。
でもね、もうちょっとだけ…
すきなようにさせてちょうだいな。
ここまでやって来たんですから。
あなた達に迷惑はかけませんから。
楽しみにやって来る人がいるのよ。
こんな店でもね。
こんな婆でも頼ってくれる人がいるの。
手紙なんか書いてね。
そんな人がいるうちは…ねぇ。
それにちょっと、約束ができたのよ。
いえね。
大した約束じゃないの。
きっと年寄りの勘違い。
おふくろへ
返事は不要です。
店の片付け、だいたい終わりました。
もう素人の手には負えないから、
業者に全部持って行かせたけれど…
後から恨まないでくれよ?
しかし俺が勧めたことではあるけど、
こうして何も無くなってしまうと…
やっぱり寂しいもんだな。
近所の子供たち泣いてたよ。
すげえ店だったんだな。母さん。
長い間…本当に長い間、
お疲れ様でした。
あぁようやくこれが言えたよ。
いつ俺の方が先にくたばるかと…
あ、それからさ。
手紙を預かったんだよ。
なんだか店を訪ねてきた女の人が
いてさ、母さん宛だよ。
てっきり死んだと思ってたってさ。
ビックリしてたぜ!
はっは!
そりゃ驚くよな!
キティのおばあさんへ
はじめまして。
近所に住んでいるヒカルと言います!
来年高校生になります。
ずっと悩んでいることがあります。
それで、
街で噂のネコのおばあさんに、
相談しようと思って手紙を書きます。
でもこの手紙ホントに届くの?
白いネコってキティのことだよね…
えーと
ちょっと恥ずかしいので、
簡単に書きます。
僕、ブロガーになりたいんです。
好きなことをやって生きたいんです!
厳しいのは覚悟の上です。
真剣なんです。
でも、両親は
「バカ言ってないで勉強しろ!」
と言って取り合ってくれないんです。
きっと頭が固くてわからないんです。
新しい生き方ってやつが。
どうしたら良いと思いますか?
僕、家出してでも挑戦してみることも
視野に入れて考えてます。
だって日本中どこにいたって、
ブログは書けるしね!
おばあさんは、どう思いますか?
ヒカル様
お手紙読みました。
でもね、ごめんなさい。
おばあちゃん「ぶろがー」が、
どんなお仕事なのか、
さっぱりわからなくって…。
「ナウい用語の基礎知識」で調べたの
だけども。30年前のだからかねえ。
でも年寄りなりに一生懸命考えて
お返事を書きます。
それはね、どんなお仕事でも同じ。
本当にそのお仕事に取り組みたいなら、
まず周りの大人くらい説得できなくて、
どうしますか?
家出するなんて論外です。
「それ見たことか、すぐ逃げ出した」
と笑われるだけです。
それにそもそも!
好きなことだけやってヘラヘラ物見遊山
しながらお金を稼げる仕事なんて…
この世にあるわけがないでしょう!?
バカ言ってないで勉強しなさい!
読読新報
平成25年 12月31日(火)
思い出がまたひとつ…。
昭和の名店、惜しまれつつ閉店。
誰でも心の中にひとりずつ居るの
ではないだろうか? それぞれの
「駄菓子屋のおばあちゃん」が。
数多くの子供たちに愛されてきた
そんな、おばあちゃんの名店が、
今年惜しまれつつ幕を下ろした。
ご店主の御年、なんと100歳。
現役だったと言うから驚きだ。
最初は娘が始めた店だったという。
事情があって店を引き継いでから、
遂に50年。
さまざまな人々の人生に寄り添い
見つめてきた店舗も、さすがに、
二度目のオリンピックを見届ける
ことは叶わなかったようだ。
ついに来年取り壊される予定だ。
思い出のある諸氏は、
最期に足を運んでは如何だろうか。
実は、かくいう記者も…
かつての常連だったのだ。
ご店主のおかげで今の私がある。
ありがとう! おばあちゃん。
しかし不思議なものだ。
あのおばあちゃん。
私が子供の頃から、
おばあちゃんだったのに!

2019年2月17日図鑑

Posted by なるみん